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外壁塗装の追加費用はどこで発生する?契約前に知るべき注意点

「見積もり通りに終わると思っていたのに、工事が始まってからどんどん費用が増えた…」
外壁塗装を経験した方から、そんな声を聞くことがあります。

外壁塗装は高額なリフォームのひとつ。契約後に想定外の出費があると、大きな不安につながりますよね。

でも、事前にどんな場面で追加費用が発生するのかを知っておけば、そうしたトラブルを防ぐことができます。

この記事では、外壁塗装の「追加費用」が発生する主なケースと、その予防策について、わかりやすく解説していきます。まずは一番よくある原因から見ていきましょう。

 

 

1:追加費用が発生しやすい「劣化の発見」とは?

外壁塗装でよくある追加費用の原因のひとつが、「想定外の劣化の発見」です。見積もり時には外から見えなかった部分に問題があった場合、工事中に追加対応が必要になることがあります。

よくある劣化の例

劣化箇所 内容の例 追加費用の目安
下地の腐食 壁の内部の木材やモルタルが傷んでいる 数万円〜10万円前後
雨漏りの発見 サイディングの隙間や屋根からの浸水 数万円〜
クラック(ひび割れ) 表面だけでなく、深部まで広がっている場合 数千円〜数万円

「塗るだけでは済まない状態」になっていると、補修費用が上乗せされる可能性があります。

 

なぜ見積もり時にわからないの?

見積もりの段階では、職人さんが外からの目視や打診(壁を叩いて音で判断する方法)で確認しますが、外壁の内側や高所は限られた情報しか得られません。

そのため、実際に足場を組んで詳しく点検したときに初めて不具合が見つかるケースもあります。

 

対策:事前に「追加があるかも」と聞いておく

施工前に以下の点を業者に確認しておくことで、ある程度の心構えができます。

  • 「もし劣化が見つかった場合の対応方法は?」
  • 「追加費用が出る可能性がある箇所はありますか?」
  • 「上限金額の目安はありますか?」

事前に「何が起こるかも」と聞いておくだけで、後からの不安をかなり軽減できますよ。

 

2:足場費用のトラブルにも注意

外壁塗装では、作業の安全性や効率を確保するために「足場の設置」が必須です。この足場費用も、時に追加費用の原因となることがあります。

なぜ足場で追加費用が発生するの?

見積もり時に提示された足場の価格が「基本的な設置のみ」だった場合、以下のようなケースで費用が増えることがあります。

  • 建物の形が複雑で、標準的な足場では対応できない
  • 隣家との距離が狭く、特別な工夫が必要
  • 屋根やベランダまでカバーする場合に延長が必要
  • 高さが3階以上で追加の安全対策が必要

こういった事情で、「足場の追加延長」や「特殊設置費用」が別途加算されることがあるのです。

 

よくある足場費用の相場と例

足場の種類 内容例 費用の目安
通常の足場 一般的な2階建て住宅用 15〜25万円程度
特殊足場(狭小地対応) 道が狭くトラックや資材搬入が難しい場合 +5〜10万円ほど
高所作業用足場 3階建て以上の建物用 +10万円以上になることも

「見積もりに含まれているのは、どの範囲までか?」を事前に確認しておくことが大切です。

 

対策:詳細な現地調査を依頼しよう

トラブルを防ぐには、見積もり前の現地調査をしっかり行ってもらうことが重要です。特に以下のようなチェックポイントを確認してもらいましょう。

  • 敷地の広さや隣家との距離
  • 足場の組み立てに使うスペースの有無
  • 屋根の形状や高さの確認

信頼できる業者であれば、現地の状況を丁寧に確認し、想定される追加費用を事前に説明してくれます。

 

3:塗料の変更やグレードアップによる追加費用

見積もり時には標準的な塗料で提案されることが多いですが、「もっと長持ちする塗料に変えたい」「色を追加したい」といった希望が出てくると、塗料の変更によって追加費用が発生します。

よくある塗料の変更例とその費用差

塗料の種類 特徴 耐用年数 費用の目安(㎡単価)
シリコン塗料 コスパが良く、住宅塗装の定番 10〜13年 1,800〜2,800円
ラジカル塗料 劣化因子を抑え、色あせしにくい 12〜15年 2,200〜3,200円
フッ素塗料 高耐久で美観が長持ち 15〜20年 3,500〜5,000円
無機塗料 最高クラスの耐久性だが高額 20〜25年 4,000〜6,000円

例えば「シリコン塗料からフッ素塗料に変更したい」といった場合、外壁全体で10万円〜20万円の追加になることもあります。

 

色の追加や細かいデザインにも注意

「ツートンカラーにしたい」「アクセントとして1部だけ色を変えたい」といった希望も、手間や塗料の種類が増える分、追加料金が発生するポイントです。

また、艶あり・艶なしの指定や、遮熱・防汚機能付き塗料など、細かな仕様変更も費用に影響するため注意しましょう。

 

対策:要望は契約前にしっかり伝える

契約後に塗料の変更を申し出ると、その分の材料費・人件費が追加になるのは当然です。以下のポイントを意識して、契約前にじっくり相談しましょう。

  • 塗料の種類ごとの違いを業者に説明してもらう
  • 耐久年数やメンテナンス費用も含めて比較する
  • 将来の塗り替え回数を減らしたいか考える

塗料選びは外壁塗装の満足度に直結するポイント。焦らず納得できるまで相談することが大切です。

 

4:追加工事の発生〜雨樋やベランダなどの補修〜

外壁塗装と同時に、周辺の設備の劣化や破損が見つかり、追加工事が必要になるケースも少なくありません。
これにより、当初の見積もりには含まれていなかった費用が発生することがあります。

よくある追加工事の例と費用目安

工事内容 主な理由・状況 費用の目安
雨樋(あまどい)の交換 割れ・詰まり・劣化による交換 3〜10万円程度
ベランダ防水の補修 防水シートの剥がれやひび割れがある場合 5〜15万円程度
軒天(のきてん)の張替 カビやはがれ、穴あきが見つかった場合 2〜5万円程度
破風板(はふいた)の補修 雨風による劣化、塗装だけでは対応できない場合 2〜8万円程度

「塗装ついでに直しておきましょう」と提案されるケースもありますが、内容によっては高額になることもあるので注意が必要です。

 

なぜ工事中に気づくの?

これらの設備は、普段あまり意識しない部分でもあり、足場を組んで初めて近くでチェックできるため、工事が始まってから劣化に気づくことがよくあります。

とくに雨樋やベランダは、劣化が進むと雨漏りや建物内部への影響もあるため、業者側も「早めの対応」をすすめることが多いです。

 

対策:事前に「塗装以外の修理の有無」を確認

契約前に次のような質問をしておくと安心です。

  • 「塗装以外に補修が必要になりそうな箇所はありますか?」
  • 「ベランダや屋根周辺も簡単に点検してもらえますか?」
  • 「外壁塗装以外の工事もお願いできますか?」

外壁塗装だけでなく、お家全体のメンテナンスとして考えることで、無駄な出費を防ぐことができますよ。

 

5:天候や工期の遅れによる思わぬ費用

外壁塗装は屋外での作業が中心のため、天候の影響を大きく受けます。

特に梅雨や台風シーズンに工事を予定している場合は、工期が延びてしまうことが珍しくありません。

工期の遅れによって増える費用とは?

一見、「工事が延びるだけなら費用は変わらないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、以下のような見えにくい追加費用が発生することがあります。

  • 足場の延長費用(工事日数が延びた分、足場を長く使う)
  • 人件費の追加(予定以上に作業員を確保する必要がある)
  • 保険費用の増加(保険契約が日数に応じて変動する場合も)

特に「足場代は日数制」という契約になっている場合は注意が必要です。

 

対策:契約書に「工期延長時の取り扱い」を確認

契約時には以下のような点をしっかり確認しておきましょう。

  • 工期が延びた場合の追加費用の有無
  • 天候不順による延長の扱い(業者負担かどうか)
  • 予備日を見込んだスケジュールが組まれているか

また、可能であれば梅雨・台風の季節を避けて工事を依頼するのもひとつの手です。
春や秋は比較的安定した気候が続くため、天候トラブルを避けやすいですよ。

 

心構えとしても「余裕をもったスケジュール」を

天候による遅れは誰にもコントロールできません。だからこそ、「遅れるかもしれない」ことを前提に、工事のスケジュールを考えておくことが大切です。

 

6:悪質業者による不当な追加請求に注意

外壁塗装の追加費用には、正当な理由があるものも多いですが、中には根拠のない追加請求を行う悪質な業者も存在します。

こうしたトラブルに巻き込まれないためには、契約前の見極めと確認がとても大切です。

よくある不当請求のパターン

パターン例 内容
必要以上の補修工事を提案される 小さなひび割れにもかかわらず「全面補修が必要」と説明されるケース
契約後に高額な塗料への変更を促される 「この塗料じゃすぐダメになりますよ」と不安をあおり、高額グレードへ誘導される場合
工事後に急な追加費用を請求される 「予定外の作業が発生した」と後出しで高額請求されることも

こういったケースでは、工事の妥当性がないにもかかわらず、高額な追加費用を請求されてしまうことがあります。

 

悪質業者を見抜くポイント

以下のような業者には注意しましょう。

  • 無料見積もりなのに、詳細な内訳がなく「一式〇〇円」とだけ書かれている
  • 契約を急かす、契約当日に大幅値引きをする
  • 質問しても曖昧な答えしか返ってこない
  • 追加費用についての説明がない、または口頭だけ

信頼できる業者ほど、見積もり内容が明確で丁寧に説明してくれるものです。

 

対策:書面でのやりとりを徹底する

トラブルを防ぐには、必ず「契約内容・見積もり・追加費用の発生条件」は書面で残すようにしましょう。

  • 契約書には「追加費用が発生する可能性」と「その場合の取り扱い」を明記
  • 工事中に変更があった場合も、口頭ではなく「変更契約書」などで対応
  • 作業前後の写真を撮ってもらい、作業内容を確認する

「口約束ではなく、証拠を残す」ことが、ご自身を守る一番の方法です。

 

まとめ:追加費用は事前確認で防げます

外壁塗装での追加費用は、劣化の発見・足場・塗料の変更・付帯工事・天候など、さまざまな理由で発生します。

ですが、契約前にしっかり確認し、信頼できる業者を選べば、ほとんどのトラブルは防げます。

「後から費用が増えるのが不安…」という方こそ、事前の質問と確認を大切にして、安心して工事にのぞみましょう。

 

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